アップルとデザインモチーフ

概要


アップル社の製品には、設立時からさまざまなデザインモチーフ(基調)が存在する。ここ最近のデザインモチーフは、おもに1997年から始まったスティーブ・ジョブズとインダストリアル・デザイナーのジョナサン・アイブを中心に洗練・発展したもので、以前のアップル社のデザインから根本的な変革が行われた。

スノーホワイト


1984年から1990までアップルコンピュータで使われていたデザイン言語「スノーホワイト」は、インダストリアル・デザイナーのハルトムット・エスリンガーによるものだ。

 

それまでアップル社では各部門に別々のデザイン責任者がいて、それぞれが好きにデザインをしていたため全体的な統合性や共通のデザイン言語に欠けていた。しかし、「スノーホワイト」からアップル社全体の特徴を定義するデザイン戦略が始まった

 

「スノーホワイト」は垂直と水平のデコレーション、つまり直方体に重点を置いているのが特徴である。これはジョブズが台形という形が許せなかったためである。カラーパレットはおもにライトグレーオフホワイト。ほかにこの頃のロゴはダイヤモンドカットされた3D形式となり、製品名とともに製品ケースに直接印刷されている。「スノーホワイト」仕様の最後のアップル製品は1990年に発売された「Macintosh IIfx」となっている。

 

デザイン言語「スノーホワイト」は、アップル社を消費者用電子産業におけるデザイン・リーダーに押し上げ、またコンピューター産業に対する一般消費者のイメージ認識と製品の方向性を決定させるものとなった。

Apple IIC(1984年)
Apple IIC(1984年)
Macintosh II(1987年)
Macintosh II(1987年)

続く