イアン・ブレマー

イアン・ブレマー / Ian Bremmer

グローバル政治リスクと世界の動向


概要


イアン・ブレマー(1969年11月12日生まれ)はアメリカの政治学者。

 

おもにアメリカの外交政策、アメリカを中心とした今後の世界の動向、グローバル政治リスクなど関して深く言及する姿勢で知られる。また政治リスク専門コンサルティング会社『ユーラシア・グループ』の創設者であり社長である。

 

2014年12月に、ブレマーは『Time』誌に影響力のエディター・外交コラムニストとして紹介され、2013年にはニューヨーク大学で“グローバル・リサーチ・プロフェッサー”と指名された。

略歴


イアン・ブレマーは未来における政治リスクの研究者として知られている。『エコノミスト』『ウォールストリート・ジャーナル』など、おもに経済誌の領域で、政治学の視点から金融市場に対して注意や自制心を呼びかけている。「国の政治問題は市場経済問題と同等で密接な関係がある」というブレマーの新興国の基本指針は、政治リスク学において標準的なリファレンスとなっている。

 

2001年にブレマーはウォール・ストリートにおける最初の政治的リスク指標を作成し、これは現在GPRI(世界的政治リスク指標)と呼ばれている。

 

ブレマーは、世界中でベストセラーとなってグローバル・リーダーシップの存在しない世界におけるリスクや機会を研究した『「Gゼロ」後の世界―主導国なき時代の勝者はだれか』や、国家資本主義の世界的現象とその体制化における経済と政治の研究した『自由市場の終わり』など、これまで9冊の著作物を出版している。

 

またJカーブ(曲線)の概念を用いて、政治リスクのモデル化を試みた『Jカーブ-国家の興隆と没落を理解するための新しい方法』は、『エコノミスト』誌における2006年度のベストブックに選出された。

 

近著では2015年5月に『スーパーパワー:Gゼロ時代のアメリカの選択』を出版。冷戦の集結から現在までのアメリカの外交戦略を俯瞰・分析しつつ、「独立するアメリカ」「マネーボール・アメリカ」「必要とするアメリカ」の3つのアメリカの今後の外交戦略を提案している。ちなみにブレマーは「独立するアメリカ」を支持している。

 

ブレマーは頻繁メディアにおいてコラムニストやコメンテーターとして登場し、おもに外交コラムニストとしての役割を果たしている。『ワシントン・ポスト』『ニューヨーク・タイムズ』『ウォール・ストリート・ジャーナル』『ハーバード・ビジネス・レビュー』『ォーリン・アフェアーズ』など多くの出版物に記事を寄稿している。また『CNBC』『CNN』『Foxニューズ・チャンネル』『ブルームバーグ・テレビジョン』『ナショナル・パブリック・ラジオ』『BBC』などさまざまなTV放送局に出演してコメンテーターとして活躍している。

著作物

スーパーパワー ―Gゼロ時代のアメリカの選択
スーパーパワー ―Gゼロ時代のアメリカの選択