ノマド

ノマド / Nomado

移動生活者


概要


21世紀のエリートビジネスマン・学者・芸術家・芸能人・スポーツマンたちの一般的なライフスタイル。

 

男女ほぼ同数で、人数は数千万人ほどである。その多くの者は自営業者、または個人株式会社で、通常の企業と関わり合いをもち、情け容赦ない競争を勝ち抜いて来たものたちであり、雇われる側でも雇う側でもない状態にある人である。(「21世紀の歴史」ジャック・アタリ)

 

価値観


個人主義

文化的アイデンティティ

境界線上

時間に対する強迫観念

無関心、個人主義、肉体、自主性、文化、イデオロギー、独自の神、シュルレアリスム、ミニマリズム、英語、時間、携帯、監視、思考、関係性、知識、契約、旅行、瞑想、スポーツ

 

 

個人、肉体、自主性、個人主義の賛美が絶対的価値となり、人間関係のしがらみに対する恐れ、愛情からの逃避、あからさまな「無関心」などが人格的な魅力となる。

 

アイデンティティは、国民性や民族性、つまり「領土」を基準にしたアイデンティティが決定されることはない。ノマドは「文化」「イデオロギー」、あるいは彼が持ち運ぶ「独自の神」によって決定づけられる。

 

ノマドの文化は一定した様式がない。アメリカ文化と日本文化、ドイツ文化とエジプト文化などの混合型であり個々人によって異なる。つまりノマドは絶えず2つの世界の断絶と接合の上、「シュルレアリスム」的な空間に成り立つ。

 

公用語はほぼ「英語」。

 

「時間」はノマドにとっての強迫観念となる。時間は作り出すこともできなければ、自分が所有している時間を売りさばくこともできず、貯めることもできない。なんとかして寿命を伸ばそうとする。

 

ノマドは金銭的余裕を持ちながらも物質的な富の所有や蓄積は移動の邪魔になると考えているため、極めて質素で、フットワークの軽い生活を心がける。ノマドにとって需要な所有物は、自分の「思考」、「経験」、「知識」、そして「関係」であると考えている。ライフスタイルは「ミニマリズム」が中心である。

 

ノマドはいかなる国に滞在する場合でも、滞在先に忠誠心や連帯感を持つことはなく、滞在は個人の「契約」として考える。費用対策効果が得られないと判断すると、さっさと移住する。これは企業も同じで、法人税や法規が期待どおりにならない場合はさっさと本社を違う国に移転する。

 

 

●携帯機器

移動する生活が常態となるため、ノートパソコンやスマホやウェアラブル機器といった「携帯」に対して気を配る。冷蔵庫、掃除機、書籍など多くは電子化やリースとなる。

 

●監視財

もうひとつノマドにとって重要になる商品が「監視財」である。これは国家のさまざまな機能を代替する「監視」機能をもつもので、代表的なのが保険商品である。保険会社は健康的であるよう顧客に保険会社が設定した規範にしたがうよう要求を始める。食事のあり方、必要な知識、運転マナー、保身術、消費のあり方、生産のあり方などを規定して生活の監視を行うようになる。ほかに、マネー管理アプリ、学習アプリ、スケジュールアプリ、ヘルスケアアプリ、Todoアプリなどがノマドにとって需要なサービスとなる。

 

●娯楽

おおよそ旅行、スポーツ、瞑想などのリクライゼーションが中心となる。