04.ロックフェラー「石油王」

石油を制するものは世界を制す


概要


ロックフェラー家(Rockefeller family)は、ドイツ南部のプロテスタントの一派バプテスト(洗礼派)として起源を持ったアメリカ合衆国の名門一族。


現在の世界を支配しているのは、まだ明らかにアメリカであり、1870年から石油財閥として成り上がったロックフェラーである。

 

アメリカとロックフェラーは、石油という新しいエネルギーの開発とともに興り、石油の時代という大きなエネルギー革命の申し子として、20世紀の世界全体を支配したのである。


それは、ヨーロッパの蒸気機関と鉄道の発明に並ぶ大きな動力革命であるが、日本ではなぜか石油による動力革命に関しては、ほとんど教えられていない

略歴


高校中退から財閥へ


1859年、アメリカのドレイク大佐という山師が、五大湖の1つのエリー湖のほとりで、地表に湧き出ていた石油をに掘削することに成功した。それまでにもインディアンたちが煮炊きに使っていたようだ。

 

ロックフェラー家の創業者であるジョン・D・ロックフェラー1世は、高校を中退して16歳で商売を始めて、いち早く石油の重要性に気づいていた。石油が、煮炊き用の燃料や、暖房や明かりとして取り引きされるようになるのは、1859年に掘削に成功してすぐ後の60年代からである。

 

だから、掘り出されて樽に詰め込まれたドロドロの黒い石油を卸業として扱うようになった。アメリカのこの新興財閥は石油ととともに勃興した。ジョン・D・ロックフェラーは、石油の輸送網を敵対的買収で、次々と同業者を策略で騙して買収を重ね、石油の流通網と製油事業を一手に握っていった。

 

1870年、スタンダード・オイル。カンパニー(スタンダード石油会社)がニューヨーク市、そしてニュージャージー州で設立された。これが今のエクソン・モービルである。スタンダード石油という会社を足がかりにして、彼はわずか20年で世界一の大財閥になったのである。